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4. 知っていると安心!赤ちゃんの眠りのギモン
Q:赤ちゃんはなぜ夜中に頻繁に起きるの?
A:赤ちゃんは睡眠発達が未熟なため、まとまって上手く眠ることができません。また、浅い眠りが多く、浅い眠りから深い眠りへの切り替えも上手くできないので目覚めやすいのです。
睡眠は、脳が覚醒状態に近い浅い眠りのレム睡眠と脳が休んでいる深い眠りのノンレム睡眠を1セットにして、それを1晩に何度も繰り返します。その単位は大人の場合約80分〜110分なのですが、新生児の場合40〜50分、生後3ヶ月で50〜60分、2歳で75分、5歳でようやく大人と同じように90分に近づいていきます。
また、新生児の場合、浅い眠りのレム睡眠が睡眠全体の50〜60%を占めるといわれているので、小さい音や少しの衝撃でもすぐ目を覚ましてしまい、1時間以内でちょこちょこ起きてしまうことがあるのです。
赤ちゃんが昼と夜の区別がつくようになり、眠りのリズムが定まってくるのは生後4ヶ月ごろから。生後6ヶ月ごろには眠りのリズムも安定してきますよ。
Q:赤ちゃんがあまり寝てくれないのだけど大丈夫?
A:大丈夫です。
大人の睡眠時間が人によって異なるように、赤ちゃんの睡眠時間にも個性があり、まとめて眠る子もいれば、ちょこちょこ眠る子、睡眠時間が短くても良い子などさまざまなのです。
「なんでうちの子は眠らないのだろう・・・」、「ぜんぜんまとめて眠ってくれない」と心配したり、焦ったりする必要は全くないです。大らかな気持ちで子育てを楽しんでください!
Q:赤ちゃんが睡眠中に突然泣き出し、起きたのかと思ったらまたスッーと眠るのですが、何が起こっているの?
A:それは赤ちゃんの「鳴き声」という寝言かもしれません。赤ちゃんも大人と同じように個性豊かに「ムニュムニュ」とか、「んぎゃーっ!!」とか寝言をいう場合があります。
レム睡眠のときの脳は、起きているときの脳の活動と似ているので、寝言を言ったり夢をみたりすることが多くなり、またレム睡眠前後に寝返りはおこりやすくなります。赤ちゃんの場合、これが寝言泣きだったり、手足をバタバタさせたり、体がピクッとしたりすることになります。
このときママが、赤ちゃんが何か要求しているのでは?と過剰反応して、抱っこしたり、おっぱいをあげたり、電気をつけたりして刺激してしまうと、逆に赤ちゃんが目を覚まし再び寝入るのが難しくなり、赤ちゃんの脳が十分に休まらない場合があります。
赤ちゃんが夜中泣いたら、すぐに対応せず数分様子をみてください。自然にまた眠りについたら寝言泣きの可能性大ですので、何もしないでいましょう。
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